病院・介護現場の負担軽減に。 ペーパーハンドタオルの置き換えで負担軽減&感染症予防にも!

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病院・介護現場の負担軽減に。 ペーパーハンドタオルの置き換えで負担軽減&感染症予防にも!

2019年11月1日 初版

労働人口の減少が深刻化し、病院・介護現場で働く人々の負担は増加の一途をたどっています。さらに現場では「安全衛生や感染症予防」といった課題も散見されており、具体的な対策が急がれています。そこで今回、病院・介護現場を取り巻く現状と、考えうる打ち手について見ていきます。

医療の2025年問題、増加する病院・介護現場の負担

医療・介護現場の間で叫ばれている「2025年問題」。2025年頃には「団塊の世代」が75歳以上に達するため、医療業界の業務が増大するといわれているのです。

「医療制度改革」という言葉にあるように、近年、政府は医療業界の改革を急進的に行っています。具体的には、ICT(情報通信技術)を活用した遠隔地でのカンファレンス参加に加え、自宅での勤務も可能になるなど、抜本的な規制緩和が進んでいます。一見、順調に変革が進められているように思えますが、現実は楽観視できるほど甘くないようです。厚生労働省が実施した調査結果によると、医療機関の業務負担が増加していることが明らかになっています。

診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成28年度実施)によると、医師が「負担感が大きい」と感じる業務には、本来の業務以外の「文章作成(例:診断書、診療記録及び処方箋の記録(44.7%)」が挙げられています。また、看護師の回答に目を向けてみると、医師とは異なる側面での問題が起こっていることが示されています。

人手不足が原因で起こる安全・衛生面の問題

看護師の場合、次に示すような業務で大きな負担感が示されており、「患者と向き合う業務以外」に多くの時間を取られている実態が見て取れます。

・事務的業務(42.8%)
・寝具やリネンの交換、ベッド作成(36.7%)
・環境整備(31.5%)

ここでいう「患者と向き合う」とは、患者への付き添いや行動の見守りといった行為を指します。その他にも、食事や排せつ、入浴の介助、口腔の清拭(せいしき)といった多様な業務があり、これらに時間を割けなくなることは、新たな問題を引き起こすことにつながりかねません。

例えば、「患者の安全面・衛生面の問題が表出化する」といったことが懸念されています。吐しゃ物の拭き残し一つとっても、院内・施設内における集団感染の原因になり得るため、効率的かつ効果的な対策が常に求められているのです。

そして、医療業界に見られる現状は、人手不足に陥る介護業界にも多くの共通項が見られます。介護業界においても、労働条件や待遇、拘束時間、賃金問題といった業界固有の問題が山積みとなっており、これらが人手不足に更なる拍車をかけています。

政府はアジア各国からの人材を受け入れるなどの対策を取っていますが、いずれも即効性は期待できません。だからこそ、看護師や介護士が「現場レベルで直面する問題」への具体的な打ち手が必要といえるでしょう。医療の現場(病院)と介護、いずれにおいても、医師・介護者の負担を軽減しながら「安全・衛生面」を担保するための対策が求められています。

病院・介護現場の負担を軽減する取り組み

現場の負担を減らしつつ、安全・衛生面の対策を行うために有効な取り組みとしては、次の3つが考えられます。いずれも現場の課題を直接解決することが念頭に置かれたものです。

取り組み① 清拭のディスポ化

1つ目の対策は、タオル等で身体を拭く「清拭」を簡略化する取り組みです。例えば、清拭では、生地の風合いが少し固いだけでも、直接皮膚に触れるからこそ、細心の注意を払う必要があるのです。例えば、オムツ交換の際の陰部洗浄などで感染症や不快感にならないように「清潔で柔らかな素材の使い捨てクロス」を用いるなど、患者・被介護者を思いやりつつ衛生面もクリアできる対策が必要でしょう。

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取り組み② 清拭の効率化

2つ目の対策は、清拭を効率的に進めるための観点です。例えば、ペーパータオルを使って部分清拭を行う施設では、それらを誤ってトイレに流して配管が詰まるなどのトラブルが見受けられるようです。このようなトラブルが一度発生すると、その対応に時間を取られることに加えて、患者や被介護者のストレスにもつながるなど、悪循環が発生する恐れもあります。だからこそ、「水解性ハンドタオル」を用いるなどして、些細なトラブルを未然に防止し、効率化を図るための工夫が大切です。

取り組み③ 簡単な衛生管理対策

3つ目の取り組みは、リネンなどの回収タオルをディスポ化する、といったものです。ここでは、使い捨ての清拭用クロスといった専用の製品を利用することを推奨しています。例えば、上半身は温かな蒸しタオルを利用し、下半身は使い捨てのクロスをお湯で温めて使うなど、用途に応じて使い分けることも有効でしょう。

また、タオルをディスポ化すれば、廃棄物の収集と陰部洗浄で使用したリネンタオルが回収されるまでの間に発生するニオイを回避することもできるため、施設の環境面を考えても望ましいといえるでしょう。現場スタッフのストレスを軽減する上でも、ディスポ化は重要なファクターになりえます。

使い捨てタオルで負担軽減&感染症予防にも!

リネンなどのタオルを扱っているならば、それらを専用のクロスに代替することで、被介護者や患者の快適性を損なうことなく介護・介助の負担を軽減することができます。清拭向けの不織布ワイパーであれば水やお湯にも破れにくく、タオルと同等の使いやすさを得ることも可能です。加えて、清潔で尿路感染などの予防にもつながることも大きなメリットです。製品選びの際には、排泄後の拭き取りがしやすく、1枚でしっかり拭き取れるちょうど良いサイズを選ぶことがポイントといえるでしょう。

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