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【実験トラブルの発生…】
見直すべき研究・検査施設の環境3つの観点


2019.11.1

⑭【実験トラブルの発生…】見直すべき研究・検査施設の環境3つの観点.jpeg

思いがけず発生する実験トラブル、あなたも経験がありませんか?研究者にとって、安全性に配慮した実験を行うことは必要不可欠です。そして、再現性のある実験結果を得ることは重要ですが、あらゆる検証を行っても原因が究明できないケースもあります。そこで取り組むべきは「実験環境の整備」。次の4つのポイントから見直しを行ってみましょう。

 

不十分になりがちな衛生・安全管理

これまでに取れていた実験データが突然取れなくなったとき、研究者はあらゆる要因を検証します。試薬を替えたり、装置を疑ってみたり、フラットな視点から考え得る原因を洗い出すはずです。しかし、ここで意外と見落としがちなのが「環境要因」といわれています。実験トラブルの背景には試薬や実験プロセスが関わっていることもありますが、実のところ「実験環境」に問題がある場合も多いのです。

例えば、実験環境の衛生面に目を向けると、過去には、実験室の空気や水道水の水質が問題を抱えていたケースも存在します。他にも、新築の実験室に移転した後に想定外の実験結果が出た場合にも、このような原因が見受けられます。確かな実験データを取得するためにも、実験環境の衛生・安全管理は必要不可欠といえるでしょう。


不十分になりがちなポイント4選

では、具体的にどのようなポイントに配慮が行き届かないケースがあるのでしょうか。今回は、不十分になりがちな4つのポイントをご紹介します。

ポイント① 器具の衛生管理

1つ目のポイントは、器具の衛生面に関するものです。例えば、装置内の排水が不十分であったために水質が悪化し、実験結果に影響を及ぼすケースがあります。洗浄不足によって器具に吸着したサンプルを持ち越してしまった場合など、意外と発生するケースは多いのです。

ここで注意したい点は、「どんな状態を衛生とするか」という定義づけです。日常的には衛生といえる状態でも、実験環境においては十分でないこともあります。だからこそ、目的に沿った実験計画や、社内での綿密な打ち合わせが重要な意味を持ちます。

ポイント② 見えない発塵の発生

2つ目のポイントは、目視出来ない発塵の発生です。実験環境の備品への配慮を怠ると、糸クズ・毛羽などが器具に混入することがあります。このような事態を防ぐためには、「実験環境に異物を持ち込まない」という大原則に倣い、異物に汚染された物の混入を防止することが大切です。

例えば、吸収量や低発塵が徹底された産業用ワイパーを利用すれば、異物混入のリスクを最小化することが可能となるでしょう。

このように、適材適所の製品を利用し、不要な異物を実験環境に持ち込まないように考慮しましょう。

ポイント③ 清掃に対する意識不足

3つ目のポイントは、普段の清掃に対する意識です。一度の発火が事故や災害につながりやすい実験環境において、機器の内部にたまる埃は大敵です。例えば、パソコン内部には埃が蓄積しやすく、定期的にエアダスターで清掃するなどの対策が求められます。だからこそ、清掃の理想値や理想の状態を設けて、実験を行う全てのメンバーで意識付けを行うことが必要です。

他にも、タコ足配線やケーブルの束などは電気災害の原因になりうるため、定期的な清掃やメンテナンスが欠かせません。コンセントは必ず奥まで差し込むように徹底し、埃も定期的に取り除くようにしましょう。

ポイント④ 身に着ける服装に気が回らない

4つめのポイントは、研究者が着用する衣服や保護具についてです。周囲の環境に十分な対策をしていても、自らの服装の細部にまで注意を向けている方は決して多くないはず。例えば、普段着用している防護服や保護メガネ、グローブは作業内容に適した製品を着用しているでしょうか?

実験器具を扱う際、常に近くに位置するからこそ、特別な注意が必要となります。安全面から考えても、目は一度傷つくと再生しないため、保護メガネは必ず着用するようにしましょう。



清掃を意識させ習慣化させる環境づくりのための3つの観点

実験環境の見直しを行うにあたって大切なことは、一度見直して終わりではなく、それらを習慣化させて日常的に実施できるようにすることです。そこで、習慣化させるために必要な3つの観点をご紹介します。

1つは、使用する道具の統一です。布巾1つとっても、床用やテーブル用と清掃箇所によって備品を分ける必要があります。そして、それらをどのように利用すれば衛生的か、といった知識の共有も重要です。

2つ目は、清掃工程の標準化です。効果的に清掃を行うためには、正しい順序で行うことが大切です。例えば、実験終了後にどのような順序で清掃を行えば効果的なのか、実験に関与するメンバー内で事前に共有しましょう。

3つ目は、理想の清掃後の状態の共有です。衛生的な実験環境を維持するためには、ただ綺麗になっているだけでは意味がありません。どのような状態を保つことが実験場の安全や品質の維持につながるのか、正確に言語化してメンバー内で共有しましょう。

このように、清掃を意識させ習慣化させるための工夫が定着して初めて、衛生的で安全な実験環境が成立します。しかし、冒頭でもご紹介したように、実験室の整備環境に対して一人ひとりの意識を一朝一夕で変えることは困難でしょう。そこで日本製紙クレシアでは、簡単に実験環境を向上させる清掃備品、保護具を多数ご提供しております。毛羽立ちや紙粉が少なく、拭き取り作業に役立つ「キムワイプ」や、アルコール等の薬品を染み込ませた拭き取り作業を簡単に行えるワイパーなど、様々な実験環境・作業工程に合わせ、清掃作業が簡単に行える製品を多数取り揃えております。

さらに実際にご利用いただいている中で、実験環境が清潔になるだけではなく「従業員の環境整備への意識が向上した」といった清掃を習慣化させることに成功した事例もございます。実験室においての衛生環境対策は重要です。これらの対策をお考えの企業様は、是非、以下のカタログをご覧いただき、弊社にご相談くださいませ。


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