食品事業者のHACCPに関して~導入状況とクレシア推奨品のご紹介~

2022/07/29

HACCP制度化に伴う衛生管理

HACCP(ハサップ)とは、食品衛生法の改正に伴い令和3年6月より実施義務化となりました食品を安全に管理する衛生管理手法です。H:Hazard(危害)、A:Analysis(分析)、C:Critical(重要)、 C:Control(管理)、 P:Point（点）の略語であり、食品を取り扱う事業者はHACCPに基づく衛生管理、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を実施しなければなりません。

厚生労働省HP: HACCPに沿った衛生管理の制度化

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html

「全ての食品等事業者」が対象

病院であれば院内食、学校であれば給食など、食品を取り扱う場面は数多く存在します。今回実施義務化となったHACCPに関しては食品工場のみが対象ではなく、全ての食品等事業者が対象となっています。衛生に対する意識がより一層強くなっていく中、安心・安全な食を届けるために、食品を取り扱う場所での衛生管理の徹底は必要不可欠となります。

※食品採取業(農業や水産業)はHACCP制度対象外となります。

HACCP制度の導入状況

令和3年6月より実施義務化されているHACCPですが、農林水産省より食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況割合に関する実態調査結果が公表されています。令和3年10月1日時点にて、HACCPに沿った衛生管理導入状況は、「すべて又は一部の工場・工程(ライン)で導入している」が61.9%、「導入途中の工場がある」が5.2%、「今後導入予定」が32.8%という結果でした。まだ3割ほどが未導入という結果となりましたが、HACCP制度導入はご指摘の低減(異物混入対策等)、消費者のイメージアップ、企業ブランド力の向上などへつながっていくため、今後更に普及していくものと思われます。ひとりひとりがHACCPを意識し、衛生管理の徹底に努めていきましょう

農林水産省：食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況

https://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M1368968&c=52314&d=4274

具体的な衛生管理

食品を取り扱う営業者が実施する事項として、「衛生管理計画の作成」、「清掃・洗浄・消毒や食品の取り扱い等について具体的な方法を定めた手順書の作成」、「衛生管理の実施状況の記録・保存」などがあります。
日本製紙クレシアでは「衛生を、ずっと」というスローガンをもとに、衛生的な使い捨て清掃用不織布、手洗い後の水分拭き取りに使用するペーパーハンドタオル、身体を保護する製品など、衛生関連製品を数多く取り揃えております。

日本製紙クレシアからのご提案

食品事業者様でご使用頂ける製品をご紹介します。