当社の技術提携先であるアメリカのキンバリー・クラーク社は、1924年に理美容向けとして、お客様の首に巻く細い紙を発売し大成功を収めました。理美容向けの紙製品は、次第にバリエーションが増えていき、多目的に使える正方形の製品も発売されるようになります。
第二次世界大戦中、アメリカで光学レンズを研磨するための布の入手が困難となっていた折り、キンバリー・クラーク社は、光学レンズの研磨技師が布の代わりに理美容向けの正方形の紙を使用しているという話を耳にします。1942年、この話を元に開発されたのが「キムワイプ」です。
日本では1969年3月にキムワイプS-200を発売。発売当初も現在と変わらず、研究室での試験管やピベットなどのデリケートな試験器具の拭き取りに使われていました。
キムワイプは毛羽立ちや紙粉が少なく、拭き取り後も繊維が目立たない紙ワイパーです。独自のクレープ加工により、優れた拭き取り性を実現しています。 毛羽が出にくいティッシュというと分かりやすいかもしれません。
キムワイプは研究室・実験室・工場・病院において定番製品として愛用されており、産業用ワイパーとして世の中に定着しています。
※産業用ワイパー:プロフェッショナルな現場での、拭き取り作業に適した素材を同品質・同規格で製造した紙ワイパーや不織布ワイパーのこと
※「ワイパー」の語呂から8月18日を『産業用ワイパーの日』と制定しました(日本記念日協会認定)
キムワイプS-200、キムワイプS-200 mini、キムワイプS-250リントガードに対応した専用のディスペンサーです。
付属の両面接着テープとマグネットを使って、簡単に壁面や機器に取り付けることができます。キムワイプが取り出し易く作業性があがるのはもちろんのこと、定位置・定管理にも重宝します。設置方法次第で、上にも、横にも、下にも取り出すことができます。それぞれの環境に合わせて自由に設置可能です。