5Sが継続できない…良質な清掃備品選びが5S徹底の手助けに!

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日本製紙クレシア

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2019年11月1日 初版

効率的に業務を進めるため、そして、安全かつ快適に仕事をするために必要不可欠な「5S」。製造業では必須項目となっています。しかし、多くの企業ではその取り組みを継続できず、いつしかなおざりになってしまっているようです。そこで今回は、5Sを継続的に取り組む上で欠かせないポイントをご紹介します。。

目次

なぜ5Sが続かない製造業が多いのか

5Sが続かない製造業には、いくつかの原因が存在しています。代表的なものとしては、次の5つが挙げられます。

原因①目的が明確でない

 経済産業省によって公表された「各年度のリコール届出件数及び対象台数」によると、1990年代から2000年代へと時を経るに従って、リコール件数は約2~3倍に増加していることがわかります。この傾向は、国土交通省が発表している「製品事故件数の年度別推移」からも読み取ることができます。

これらの品質トラブルを分析してみると、同じような原因によって発生しているものが多いといわれています。そして、このような事態が発生する理由は「消費者ニーズの多様化」に加え、「技術の高度化・複雑化」「製造・開発期間の短縮やコスト抑制」といったことが指摘されています。

原因②忙しいために、時間を割きたくない

「製造現場は多忙すぎて、5S活動に割ける時間がない」という原因は、多くの製造業で耳にします。この背景には、5Sに対する優先順位が相対的に低いことが関係しています。例えば、1日たった3分でも5Sに取り組めれば、いずれ大きな成果に繋がります。このように少しずつでも取り組みを続けることが重要です。

原因③人任せにしている

5Sを部下や一部メンバーに任せている方は、極めて多いのではないでしょうか?5Sに取り組むうえで、肩書や年齢は関係ありません。本来、5Sは全社で取り組むものなので、その前提を社内で周知することも必要と言えるでしょう。

原因④明確なルールがない

5Sは感覚的に取り組むものではなく、客観的なルールを決めて、それを守ることから始まります。「整理・整頓・清掃」も明確なルールに基づいて進めれば、シンプルに運用することができるはずです。

原因⑤整理・整頓が嫌い

最後に「整理整頓が嫌い…」という方の存在です。前述のように、5Sは目的を持ち、ルールに基づいて取り組んでいくものです。この点を共有することで、個々人の好みではなく全社的な取り組みにできるように変えていきましょう。

 

まずは3Sを押さえるべき。5Sに欠かせない3S活動とは?

5Sが続かない原因を押さえた上で、まず始めに押さえるべき「3S」について見てみましょう。

「3S活動」とは、整理・整頓・清掃の3項目を指します。3S活動を徹底することで、必然的に「清潔」な状態をつくることができ、「躾」へとつながります。だからこそ、3Sによって5Sの基礎をつくることが重要視されています。

では、このような流れをつくるためには、どのような観点が必要なのでしょうか?

負担に感じず自然に実行できる仕組み化が必要

最も大切なことは「負担を感じないこと」、そして「自然に実行できる仕組みをつくること」です。この観点を考える上で大切なのは、良質な清掃備品選びを心がけることといえます。

例えば、食品工場での5Sを例に挙げてみましょう。食品工場では、衛生的な環境づくりのみならず、食中毒などの問題発生を防ぐためにも徹底的な清掃が欠かせません。食品を切る包丁の管理のほか、飛び散った食用油のふき取りなど、5Sの観点が求められるシーンが多数存在します。また、食品の管理が行き届いていないと、病原菌やウイルスの他、害虫が繁殖するリスクも高まります。これらが万が一、食品や製品に混入すれば、お客様からの信頼を失うことに加えて商品の回収が必要になるなど、甚大な損失を伴います。

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このような事態を防ぐために、こまめな清掃やウエスを使った拭き取り作業などを行うわけですが、素材やサイズが不均一だったり、管理の手間がかかったり、糸クズ・毛羽立ちが発生したりするなど、さまざまな課題を伴います。そのため、例えば掃除用具は作業場ごとに揃えるなどの工夫を施すことで、「不要な手間(負担)」を減らすことができます。

また、掃除用具はすぐに手に取れるところに置くことが基本です。トイレから作業場に戻った時など、必要になった際にすぐ使える定位置に用具を設置することが、自然と5Sを実行できるようにするための基本となります。

目指すべきは「汚したくても汚れない」製造現場づくり

理想とする製造現場づくりは、5Sを徹底することで「汚したくても汚れない」という状態をつくることにあります。

例えば、先ほどご紹介したウエスを産業用ワイパーに替えれば、糸くずが出ることもなく、素材・サイズが均一でコストも明確なため、作業の効率化・標準化が可能となるでしょう。専用スタンド・ディスペンサーで定位置管理が可能であるため、開封後に散らばったりすることもありません。

このように、「不要な手間を減らす」「定位置管理」といった観点から道具一つを替えるだけでも、汚れない製造現場づくりは実現に近づきます。5Sの観点と良質な清掃備品選びを心がけ、継続的な5Sの取り組みを実現しましょう。

そこで日本製紙クレシアは、5Sの第一歩として汚れない製造現場づくりの実現に近づける、清潔で作業性に優れた産業用グローブや産業用ワイパーをそろえ「負担感のない」製造現場づくりをサポートしております。5Sの徹底に課題を感じている方は、是非弊社までお問合せください。

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